目次
マンション・アパートの光ファイバー回線が遅い4つの理由
インターネットが当たり前になった現代社会では、ほとんどのマンションやアパートで光ファイバー回線が導入されています。しかし、光回線の割には通信速度が遅いと感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、集合住宅の光回線の通信速度が遅くなる4つの原因について詳しく解説していきます。
1つの回線に対して利用者が多すぎる
集合住宅(マンション)に住んでいる人が多ければ多いほど、その人たちで共有する光回線の数が増え、通信速度が遅くなります。
マンション1棟に届く光回線の最大数は32分岐です。単純計算で、最大速度1Gbpsの光インターネット回線を32戸で使用した場合、1戸あたりの最大速度は約31Mbpsになります。
この他に、住民の中にインターネットのヘビーユーザーがいる場合、一人が大量のデータ通信を行うと、近隣の住民の通信速度が低下してしまいます。
こちらの問題の対策としては、管理会社や大家さんに配線の変更を依頼することが考えられます。スムーズに要請に応じてくれることが望まれますが、そうでない場合は、配線を変更しなければ問題は解決しないでしょう。
部屋までの配線方法が電話回線(VDSL)である
マンションの光ファイバー回線が遅いのは、ケーブルを共有しているため、速度が遅くなる傾向があります。また、配線方法も関係しています。
建物共用部の分電盤に光ファイバー線が来ていても、そこから各部屋までは電話線が使われているため、速度が遅くなることが多いようです。
集合住宅の共用部から各部屋への配線方法には、次の3種類があります。光配線方式は問題ありませんが、それ以外の配線方式では速度が遅くなってしまいます。
管理会社や、大家さんに配線の変更をお願いするのも一つの方法です。スムーズに了承してもらえれば良いのですが、そうでない場合は、配線を変えない限り問題は解決しません。
プロバイダー側に問題がある
光回線のメインではなく、接続サービスを提供するプロバイダー側の問題で通信速度が低下しているケースもあります。プロバイダー側で速度が低下する原因は、主に以下の3つです。
プロバイダー側の設備が弱い
プロバイダー側の通信設備が弱かったり、不十分だったりすると、速度低下の原因になります。プロバイダーがインターネット接続事業を主体としている場合は、十分な設備があると判断されます。
利用者数が多い
プロバイダーの利用者が多い場合、通信速度の低下の原因となることがあります。「大企業だから通信速度が速いはず」と思い込まない方が良いでしょう。
IPv6(IPoE)の通信方式に対応していない
インターネットには、2つの通信方式があります: これまで主流だったIPv4(PPPoE)と、新しく登場したIPv6(IPoE)です。プロバイダーを決める際には、IPv6に対応しているかどうかをチェックしましょう。
現在契約しているプロバイダーがIPv6に対応していれば、そのプロバイダーと契約するのが良いでしょう。時間がかかってもいいのであれば、フレッツ光以外の回線を利用するのも1つの方法です。
ルーターやONUが古くなっている
ご自宅で使用しているWi-FiルーターやONU(光回線終端装置)が古く、通信速度が遅くなっている場合があります。つまり、遅くなるのは、マンションやアパートのせいではなく、手元の機器が原因である可能性があります。
現在、お使いのルーターやONUが速度低下の原因かどうかを調べるには、裏面の説明書で無線LANの規格が11acに対応しているかどうかを確認します。無線LAN規格がIEEE 802.11a/b/g/nでacと記載されていない場合は、最大450Mbpsまでしか出せません。
まとめ
光回線を高速化するために、できることを試してみてください。
マンションの光回線が遅いと感じたら、まずは光回線機器の状態を確認してみましょう。機器の状態によって、高速化するためにできる方法はさまざまです。
パソコンや、Wi-Fiルーターなどの周辺機器を見直したり、Wi-Fiルーターの設置場所を変えたりすることで、速度が改善されるケースも少なくありません。